卒業式の”あるある”は昭和・平成・令和で違うのか?
私も!と共感できる卒業式のエピソードTOP7
株式会社ウェブギフトが、運営する「オフィスギフト」で、卒業式のあるあるエピソード・SNS映え等のアイデアについて、アンケート調査を実施。卒業式を見かけると「当時はあんなことがあったなあ」と懐かしく思われる人も多いのではないでしょうか?
オフィスギフトは、500名の男女を対象に「卒業式あるあるエピソード」や「卒業式に起こったトラブル・事件」を調査し、世代ごとに集計。令和世代・20代以下(141名)、平成世代・30〜40代(304名)、昭和世代・50代以上(55名)、ちょっと昭和勢が少ないですが。。まずは一挙にご紹介です。
「共感できる卒業式のあるあるエピソードをすべて選択してください」という設問に対し、世代ごとに得票数7位までをランキング掲載しています。
「卒業アルバムの白紙ページに寄せ書きする」や「黒板にメッセージやアートを描く」、「卒業旅行に行く」は全世代で安定した人気ぶり。
「携帯・スマホで写真撮影する」や「女子がメイク・男子が髪をセットしてくる」は令和世代で共感する人が多いようです。
さらには「サイン帳・プロフィール帳に寄せ書きする」や「身につけているものをもらう・上げる」、「タイムカプセルを埋める」などの一見定番に思えるイベントは平成・昭和世代に限られることもわかりました。
それでは気になる回答理由・エピソードをご覧ください
☆全世代で定番!「卒業アルバムの白紙ページに寄せ書き」☆
◆別れた元カノに大きく2ページにまたがってメッセージを書かれました。(30代男性)
◆気になっていた男子に、他の人にまぜてメッセージをこっそり書いてもらった。(50代女性)
◆実際に自分が卒業式に出た際に寄せ書きをしたから。とてもいい思い出でありいつでも見返せるのが良いポイントだと思います。(10代以下男性)
☆令和世代は当たり前?「女子のメイクと男子の髪セット」☆
◆告白する子や、SNSにあげる写真を撮るためにみんな気合を入れてきていた。(20代女性)
◆僕自身普段髪のセットをしないのに、卒業式だけはセットしたから。(20代男性)
◆短髪の友人が卒業式当日に黒髪ロングのウィッグを被ってきていて驚きました。その友人だけじゃなく、私や他のクラスメイトも、卒業式の日の写真は一生見返され続けるものなので気合を入れて、身だしなみを整え、校則の範囲内でメイクを施していました。(20代女性)
☆共感したあなたは平成・昭和世代!「サイン帳・プロフィール帳」☆
◆好きだった美術の先生にサイン帳に寄せ書きをお願いしたら水彩画で夕日に染まった放課後のグラウンドの絵を描いてくれたこと。他の生徒にもお願いされて様々な学校風景を描いていた。(40代女性)
◆実体験として、卒業式に普段仲が良い人はもちろんですが、あまり関わりが無い人とも寄せ書きをした経験があるため。(30代男性)
◆中学卒業の時に、クラスメート全員に書いてもらうためのサイン帳を用意。バインダー式で、用紙を外すことができて、全員に1枚づつ配り、各々、好きなように書いてもらいました。主に、名前・誕生日・趣味・好きな言葉、自由なメッセージ、イラストなどを描いてくれていたように思います。(50代女性)
☆令和・平成世代から圧倒的支持率!「携帯・スマホで写真撮影」☆
◆ちょうどスマホが普及したあたりで、アプリで加工した可愛い写真をたくさん撮りました。(20代女性)
◆卒業式は服装や髪形にも力を入れるので、色々な人と写真を撮りたいため。普段あまりかかわりのない人ともノリで写真を撮ることが多い気がします。(20代男性)
◆携帯のアルバム内が似たような写真だらけになっていた。(30代女性)
☆平成・昭和世代のモテ男子の象徴?「身につけているもの(第2ボタンなど)をもらう・あげる」☆
◆卒業式と言えば、好きな子の第二ボタンをもらいに行った記憶が残っているからです。
中学生の卒業式で、3年間好きだった子にボタンをもらいに話しかけた記憶は初恋の記憶として今も残っています。(30代女性)
◆中学校を卒業して40年近く経ちますが、当時は好きな男子の学生服の第二ボタンをもらうのが流行っていました。現在も行われているのでしょうか。私は同じ部活の後輩からボタンが欲しいと言われ渡しましたが、欲しいと言われない人は寂しいだろうなと思いました。(50代男性)
◆先輩にボタンをもらおうとしたらすでになくなっていて、別の物をもらおうとお願いしたらお金を請求された。(40代女性)
★【世代別】卒業式に起こったトラブル・事件特集!★
「あるある」以上に世代ごとの特色を反映しているのが「トラブル・事件」ではないでしょうか。
ここでは「卒業式に起こってしまったトラブル・事件を教えてください」という設問に対し、一部の回答をピックアップ。
新型コロナウイルス流行や校内暴力など、当時の社会情勢を切り取ったエピソードが多くみられました。
また、番外編として「卒業式に有名人が来たエピソード」も紹介しています。
それでは気になる回答をみていきましょう!
☆【令和世代】コロナ禍で中止も・・・☆
◆コロナ禍で大学の卒業式そのものが中止になってしまいました。予約していた袴があったので記念写真だけはとりました。残念です。(20代女性)
◆友達と写真を撮ったのに、間違えて消してしまった。(20代男性)
◆クラスメイトの一人が卒業するからといって、制服を半分に割いた。(20代女性)
☆【平成世代】優等生の変化に先生が思わず涙!☆
◆クラスで一番優等生だった女子が卒業式当日にピアスで茶髪になり先生が泣いた。(40代女性)
◆ほとんど登校していなかった不良っぽい子たちが卒業式だけは張り切って出席し、制服を着崩していることを先生に怒られていました。(30代女性)
◆私は巻き込まれませんでしたが、他の友達が他校の生徒と喧嘩沙汰に巻き込まれてしまいました。(40代男性)
☆【昭和世代】ヤンキー代表が壇上に上がり・・・☆
◆中学校の卒業式でヤンキー代表が突如として壇上に上がり何を言うのかと思っていたら、迷惑かけた先生方に謝罪の弁を述べていました。いい意味での事件でした。(50代女性)
◆卒業証書を破り捨てて燃やしてしまった友人が職員室に呼び出されて説教を食らった。(50代男性)
◆当時は校内暴力で騒がれていて、特に自分の通っていた学校はひどい学校で体育館の四隅に私服警官が立っていた。(50代男性)
☆【番外編】嬉しい事件?卒業式に有名人が来たエピソード☆
◆D-51が来ました。ライブが始まったらみんなで舞台前に走り、終わった瞬間に制服のブレザーを投げました。(30代女性)
◆高校の卒業式の時に浅草キッドがきてくれた。なんかのギャグをやってくれたが、覚えていない。(40代男性)
◆GACKTがきました。卒業式で歌を歌ってくれてとても感動しました。(20代女性)
なぜ第2ボタンなのか?
各時代で「第2ボタンをあげる¥もらう」がランクインしていましたが、時代は変われど受け継がれているんですね。ちなみになぜ第2ボタンなのか?を調べてみました。
カンコー学生服さんのホームページによると諸説ありました。
①第1ボタン=自分、第2ボタン=一番大切な人、第3ボタン=友人、第4ボタン=家族から
②第2ボタンの位置が心臓に近いことから、ハートをつかむ!だそうです
③戦争中、別れの挨拶と形見に軍服の第2ボタンを渡したそうです。軍服なので第1ボタンがないとだらしなく見えるので。
その後、ホームページに追記があり、あるテレビ番組が調査した結果、1960年公開の映画「予科練物語 紺碧の空遠く」の中で、出兵前に第2ボタンをちぎって渡すシーンがあったそうです。上記③の元になったようですね。
卒業式についてはみなさんそれぞれの思い出がありますね。あなたが心密かにしまっていた思い出は何でしょうか?
引用:オフィスギフト(外部リンク)
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