コロナ禍の認知症予防と思い出ノート
コロナへの警戒と並行して認知症への警戒を
運動量とコミュニケーション機会の低下は認知症の大きなリスクとなります。
高齢になってただでさえ減っているところに、コロナ禍による制限でさらに減少するでしょう。
重症化率が高い新型コロナともなれば、ご本人だけでなく周囲も外出自体を控えるようにと言ってしまいます。
そりゃ心配ですからね。
とはいえ、今まさに流行している新型コロナの感染リスクは避けなければなりませんが、
並行して認知症も警戒しなければなりません。
コロナ禍でもできる認知症予防
体を動かす
「あちらを立てればこちらが立たず」のコロナ禍でもできる認知症予防とは何でしょうか?
まずは意識して体を動かすように仕向けることですね。
億劫にならずにどうしようか迷ったらまず動きましょう。
座ったまま出来ることでも大丈夫です。
その時使っている筋肉に「まだまだ頼りにしているよ~」と心の中で呼びかけるのも大切ですよ。
脳に刺激を与える「思い出ノート」
さて、筋力も大切ですが脳に刺激を与えることも予防においては重要です。
そこでおすすめしたいのが、“回想法”による認知症予防が期待できる「思い出ノート」。
読んで字のごとく自分自身の思い出をたどって書き留めるためのノートです。
100の質問に答えるだけで簡単に自分史が完成するのが売りですが、
ノートと名付けられただけあって手軽で書き込みやすくなっています。
“意識”と言う手足を使いながら思い出を訪ねる旅に出発、あの頃のあなたや懐かしいあの人に会いにいきましょう。
これからの生き方を昔の自分が教えてくれるかも知れません。
脳のトレーニングなので筋肉と違って実感も達成感もありませんが、
脳内では記憶を呼び覚ますために神経細胞が活発に働いてくれています。
ここでも「いつまでも頼りにしているからね~」と気遣いを忘れないようにしましょう。
思い出ノートなら自宅でも知的刺激に満ちた時間が送れます。
コロナ禍でも離れて暮らす親にできること
さて、コロナも認知症も心配な肉親が遠くに住んでいる私たちは何ができるでしょうか?
まずはたまにかけていた電話の本数を増やしてみましょう。
「今日はどうしてた?何を食べたの?あのニュース見た?」
たわいない会話ですが、家族だからこそこんな内容でいいんじゃないでしょうか。
コロナが明けた後に実行する約束を沢山しておくのもいいですね。
これ以外にもプレゼントを送るなど、方法は色々あると思いますが、
「あなたを大切に想っている」という気持ちが伝わることが、最高の認知症の予防法ではないでしょうか。
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