人生の「困りごと」は変化する。時代のせい?齢のせい?それとも。。
精神科医が教える『マンガでわかる 中高年のADHD・ASD 生きづらさ克服ガイド』
株式会社法研が、2022年9月12日『マンガでわかる 中高年のADHD・ASD 生きづらさ克服ガイド』を発刊。
本書は、精神科医のやさしい解説とともに、「みんなの発達障害エピソード」をマンガで紹介するシリーズの最新版で、今回は40代以上の大人・中高年のための、発達障害の特性を持つ人が生きづらさを改善して自分の居場所を見出していくためのヒントがいっぱいの一冊となっている。
生きづらさを克服して、しなやかに年齢を重ねるために
本書のテーマは「中高年の発達障害」。
年齢を重ねると、若い頃とは悩みや困りごとは変わってくるもの。最近、「生きづらい」と感じる理由は、年齢を重ねたためなのか、時代の変化のせいなのか、それとももともとあった発達障害がかかわっているのか…
幼年期、学齢期に発達障害への理解が一般的に普及していなかった世代では、大人になってから初めて自分が発達障害であることに気づいた人も多い。発達障害があっても軽度だったり、自分自身の努力でなんとかコントロールしていた人は、年齢を重ねて心身の調子が変わってくると、それまでできていたことができなくなったと感じることもある。
発達障害は典型的な特性はあっても、あらわれ方や受け止め方、困難感、受けられるサポートは人それぞれ。
本書は、多様なケースを紹介しているので、いろいろな視点で発達障害をとらえることができ、そうしたなかから発達障害への理解を深め、自身の環境をよりよくしていくためのヒントが得やすくなっている。
中高年期を迎えた人が、それぞれの困難感を緩和して、より快適に人生のステップを上がっていくための、工夫や考え方をやさしい文章と豊富なマンガで紹介されている。
日々、ADHDやASDなど発達障害の診療を行っている精神科医である著者による発達障害の基礎知識と適応への考え方、多くの当事者エピソードや体験談をマンガで紹介。考え方のヒントが見つけられるという。
マンガでわかる 中高年のADHD・ASD 生きづらさ克服ガイド
A5判 192ページ 2色刷り
定価1760円(税込)
ISBN978-4-86513-928-0 C0077
2022年9月12日
▼商品紹介HP外部リンク
著者
福西 勇夫(ふくにし・いさお)
精神科医。南青山アンティーク通りクリニック院長。
徳島大学医学部卒、医学博士。医療法人社団真貴志会・南青山アンティーク通りクリニック院長。精神科医として、成人期ADHD、ASDを始め幅広く心の病に対応している。
福西 朱美(ふくにし・あけみ)
南青山アンティーク通りクリニック、南青山カウンセリングセンターセンター長。
国際医療福祉大学大学院卒、医療福祉心理学博士、公認心理士。米国、フランス、英国にて臨床心理学全般の研鑽を積んでいる。
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