女性は認知症になりやすい
トレホ編集部
もうすぐ母の日、女性と認知症について。
認知症全体では男性の方が多いのですが、アルツハイマー病に限っては女性の方が多いんです。
その理由として、「女性の寿命の長さ」と「閉経による女性ホルモンの減少」があげられています。
平均寿命は男性より女性が長いのは皆さんもご存知だと思います。
令和2年発表では男性81.64年、女性は87.74年、その差は6.11年。
アルツハイマー病は加齢も主要因。したがって高齢になればなるほどリスクは高まります。
長寿な分、どうしても男性より女性に患者数が増えてしまいます。
一方、閉経により女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が保護していた神経伝達物質が減少、
アルツハイマー病の原因とされるアミロイドベータたん白が溜まりやすくなることも要因として指摘されています。
これ以外にも
「女性の方が変化に乏しい生活を送っている方が多い」、「配偶者に従属的な女性がなりやすい」
ことを指摘する医師、研究者もいらっしゃいます。
75歳を境に女性患者が上回る
それまで男女等しい割合だった患者数が75歳を境に女性が男性を上回っていきます。
95歳では実に75%が認知症になるとされており、女性は特に注意して欲しいと思います。
ご本人では気づきにくいのが認知症です。かと言って過剰に周囲が注視するのも問題です。
いつもと変わったことがないか、いつまでもそっと見守ってあげて下さい。
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