半世紀ぶり再会のマルシンハンバーグ（10/4追記スナックサンド）

2022年9月1日2022年12月9日

昭和40年Men（50代男性）

小学生低学年の頃、わが家の食卓に頻繁に登場したマルシンのハンバーグ。

食卓では飽きたらず遠足の弁当にもほぼレギュラーで出場。
袋から取り出せばハンバーグがべったりと白いラードに覆われていた姿を思い出します。

焼きたてが出される食卓ならまだしも、弁当のおかずともなると食べる頃には再び白いラードに覆われている。

これはさすがにキツかったけど母上の手前文句は言えず。
今年発売60周年だそうで私より3つ年上。ラードのトラウマもあって長い間忘れていましたが、最近になって近所のイオンで売られているのに目がいきました。

「まだ元気にがんばってるんだ」と懐かしさもあって即購入。ラードに覆われた白装束をイメージしていましたが、
開けてびっくり！すでにキツネ色に焼かれたハンバーグがうっすらとテカりを帯びているだけでラードは見当たりません。

久しぶりに再会したマルシンバーグは大きく変貌を遂げていた。ラードは薄くなり、既に焼かれているのでレンチン可能。
しかもめっちゃ美味かったぞ！

ネット情報ですが、創業者が築地で働いていたこともあって当初の原材料には魚肉も使われていたとのこと。確かに独特の風味があったかも。

アニメ「ハクション大魔王」の提供スポンサーだったので♪マールシン、マールシン、ハンバーグ♪のサウンドロゴは懐かしい記憶。

大魔王と言えば大好物はハンバーグ。
実は最初はコロッケ大好きの設定だったのが、マルシン提供決定により急遽ハンバーグに変更へ。
修正が間に合わなかった数回の放送分では油で揚げるコロッケシーンをハンバーグという前提で話を進めていたそうです。

うちの母も仕事をしていたけど、働く母親はこうした食品にはほんと助けられたんだろなぁと思う。日本国民にハンバーグを知らしめた大ヒットから半世紀。その味は着実に進化を続けていた。子ども時代はメインディッシュ、オッサンになった今では晩酌のつまみ。

帰ってきたマルシンハンバーグ。