小5、中2、高2。この時期にハマったことはその後再燃する説
トレホ編集部
「この年齢のときに熱中したら、後年になってぶり返すものらしい」
ー心理学の教授から聞いたのですが、「小5」「中2」「高2」の時にハマったジャンルは、一度熱が冷めても再燃しやすいそうです。ー
というのを、Twitter『一目置かれる雑学』@trivia_hourさんの投稿で読みました。
思い出脳活としては気になる話題です。
さっそく自分で(笑)検証してみましょう。
ご存知被験者は昭和40年男。まずは該当年度に流行っていたものをチェックしてみます。
小学5年生(1976年、昭和51年、11歳)
この頃週刊少年ジャンプで「サーキットの狼」連載開始→スーパーカーブーム到来。
がっつりハマりました。車のプラモデル、スーパーカー消しゴムとなんでもござれ。
中学2年生(1979年、昭和54年、14歳)
インベーダーゲームが大流行、ゲーセンに行きまくります。さらに機動戦士ガンダム放映開始。
ゲームはこれまでにない大量のドーパミン放出をもたらしました。。
勧善懲悪だったロボットアニメのストーリーががらっと変わり、大人の事情が物語を動かすのが新鮮でした。
高校2年生(1982年、昭和57年、17歳)
=映画「セーラー服と機関銃」大ヒット、なめ猫ブーム。
この頃は世間のブームよりも同級生の影響でバイク(原付)に興味を持ち始めました。免許が取れる年齢です。
やがて興味は原付スクーターからオートバイへ。バイクは無くても『モーターサイクリスト』誌が愛読書。
こうしてふり返ってみると、確かに再燃説ありです。
小5:スーパーカーブームの影響で今だに車が好き。
中2:登場するモビルスーツもカッコいいけど、それ以上に大人な展開のストーリーにハマる。
だからガンダムは今でも色褪せない。
高2:オートバイは事実20代後半で再燃して遂に自動二輪中型取得。
さらに50歳過ぎてから再々燃、迷ったあげく新型コロナ拡大で諦める。
こう言うとかっこいいですが、実際は体力・技術的にも限定解除の自信がなかったので妄想のみに(笑)
再燃するのは「レミニセンス・バンプ」のせい?
この再燃説を裏付ける話がないかネットを探しましたが見つかりません。
ここからは私の仮説です。
心理学では「レミニセンス・バンプ」という用語があります。
人が過去のことを思い出す場合に10代~30代の出来事を思い出すことが多いことから
「レミニセンス(=回想)のバンプ(=こぶ、隆起)」と言われています。
なぜよく思い出すのが10代~30代の記憶になるのか?
諸説あるんですが、何と言っても青春時代にあたります。
ピチピチで頭も冴えわたっている上に多感なお年頃。
この頃に出会った人、こと、モノは強く印象付けられているそうです。
以前ご紹介したエリクソンの心理社会的発達段階でも、
10代は自己の同一性(=アイデンティティ)を確立する重要な時期にあたります。
この頃の記憶が鮮明で重要だからこそ、再燃するとは考えられないでしょうか?
なぜ小5、中2、高2かの理由は
これについても私の仮説で恐縮ですが、ぞれぞれ一つ上の学年をイメージするとどうでしょう。
小6=翌年中学入学、中3=高校受験、高3=就職、大学受験
一つ上の学年になると忙しそうです(笑)これでは好きなことに熱中するわけにいきません。
その手前の年齢、小5、中2、高2くらいが一番好きなことに時間を使えるからではないか?というのが私の仮説です。
もちろん個人差、兄弟姉妹などの環境差、その他考えつかない理由もあるんでしょうね。知らんけど(笑)
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