”昭和100年”であの頃に
2025年(令和7年)は昭和元年から数えて100年になります。大化の改新でおなじみの「大化」以来200以上の元号が使われてきましたが、64年間使われた最長元号が「昭和」です。その後平成、令和と続いていますが、令和を生きる昭和生まれは人口の70%ほどいらっしゃるそうです。昭和最終年に生まれた方もすでに30代半ば、もう立派な大人ですね。
長かった昭和の時代は戦争、経済成長、数多の社会問題、昭和文化の発展を経てバブル経済に突入して終わりを迎えます。短く語ることは出来ない時代であり、同じ昭和生まれでも何年に生まれたか?によってこれほど時代感が変わる元号はないでしょう。
私の母は戦中生まれで、当時幼かったにも関わらず戦争の記憶は鮮明に残っています。対して私は昭和40年生まれ、戦後の高度経済成長やその後に誕生した種々様々な文化や風俗の中で育ちました。若い時は母親の戦争体験の話を聞かされても「自分は幸せなんだな」とは顧みず、「もう二度と戦争なんか起こるわけない」とまともに聞くこともしませんでした。大反省です。。
2025年に近づけば「昭和100年」を記念した様々な催しが開催されていることと思います。ましてや大阪では55年ぶりに万博も開催されます。あの頃の記憶、懐かしさを求める人々で各種の催しが盛況になることを期待しています。知らず知らずのうちに“回想法”という良い刺激にもなりますしね。
一方で「戦後80年」の催しも数多く予定されている筈です。戦争がいかに惨い行為なのかを後世に伝えていくために。いま世界は極めて危険な状況におかれており心配です。どうか“戦後”がこの先いつまでも続くよう願わずにいられません。
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