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お風呂でおぼれることがある-高齢者とお風呂-

トレホ編集部

冬場に多くなる「お風呂でおぼれる事故」

下の表は東京消防庁さんが発行している「STOP!高齢者の事故」より、管内で起こったおぼれる事故による高齢者の救急搬送人数です。寒いので長くお風呂に浸かることが多い冬場に多発しています。

東京消防庁「事故防止に役立つ1冊」より

2020年(令和2)のおぼれた事故での搬送は計454人にのぼり、12月~3月は毎月の搬送数が50人以上となっています。

お風呂でおぼれるのは冬場に多いことを記憶しておいてください。

おぼれる事故の9割近くは命の危険がある”

上の表で搬送された人を程度別で分けると半数以上が死亡事故につながっていました。

  1. 死 亡 249人(54.8%)
  2. 重 篤 143人(31.5%)・・・命の危険が切迫しているもの
  3. 重 症  24人( 5.3%)・・・命の危険が強いと認められたもの
  4. 中等症  34人( 7.5%)・・・命の危険はないが要入院
  5. 軽 症   4人( 0.9%)・・・入院不要

お風呂でどんな事故が起きている?

・1時間経ってもお風呂からあがってこないので、
 様子を見にいくと浴槽に顔が水没していた(90歳代・重篤)

・いつも長風呂だがあまりに遅くて静かなので
 様子を見にいくと水没していた(80歳代・死亡)

入浴する時は家族に声をかけ、家族もこまめに声をかけましょう


おぼれる事故を防止する心得は

体調がすぐれない時は入浴を控えましょう

・脱衣所、浴室内の適切な温度調節をしましょう

熱い湯長風呂危険なので注意しましょう

・心筋梗塞、高血圧症、脳血管疾患などの持病がある方は注意して入浴

引用:東京消防庁「STOP!高齢者の事故 事故防止に役立つ1冊」

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